いなべモノリス

INABE MONOLITH


「いなべモノリス」は(株)マルデ鋳器製「くわな鋳物」のブランドです。 くわな鋳物を一般の方にも広く知ってもらうために「くわな鋳物灯籠」をはじめ「くわな鋳物の蚊やり器」や「くわな鋳物文具」などデザイン性や機能性を意識した製品を販売しています。

鋳物とは、いろいろな方法で成型した型に高温で溶かした金属を流し込む製法です。
古くは弥生時代の銅鐸や、飛鳥時代の和同開珎の頃から伝わる金属製法ですが、現代でも技術開発が行われ多岐にわたる製品が造られています。くわな鋳物も鋳物の仲間の一つです。

慶長六年(1601年)徳川四天王の一人に数えられた本多忠勝公が、伊勢国桑名藩十万石の初代藩主となりました。「くわな鋳物」は忠勝公からの鉄砲の製造の命をうけ、藩の奨励策のもとで、本格的な、生産が始まったと言われています。
桑名は東海道五十三次の日本橋から数えて42番目の宿場町、城下町、港町として栄えました。そのような交通の要所にあり、「くわな鋳物」はその利便性を活かして、桑名およびその周辺で発展してきました。

古くから伝わる鋳物の技法のうち、天然産の砂を使って造形する生型法(なまがたほう)は、新しい砂を補給しながら鋳物を低コストで造るために普及した製法です。
明治20年(1887年)、桑名に隣接する地域(現在の三重県三重郡朝日町小向)で生型法に適した鋳物砂が発見されたことによって、鋳物の大量生産が可能となり、「くわな鋳物」が躍進する大きな原動力になりました。
この明治期は、銑鉄を使用した鍋釜・焚口・アイロンなどの家庭用品を生産するようになり、そして明治36年(1903年)から、製麺機や水道器具など、機械鋳物の製造も始まり、わが国の主要な鋳物産地へと成長しました。

現在「くわな鋳物」の種類は多岐にわたっています。かき氷機・業務用ガスコンロなどは、全国においても大きなシェアを占めています。工作機械、電気機械、建設機械などの機械用の素形材鋳物やマンホール蓋などの土木建設用鋳物の生産も盛んに行っています。
また、デザイン性や機能性に優れた鋳物の開発にも取り組んでいます。「鋳物の街くわな」で生産された「くわな鋳物」は、国内はもとより、商品として、あるいは輸出する機械の部品となって世界中で使用されています。